①厨房だけでなくホール内にもチョウバエが飛び回るようになる。
②お客様が虫を嫌がりお店の評判が悪くなる。
③料理の中に虫が混入しお客様が来なくなる。
④厨房内の衛生環境が悪くなり、保健所から営業停止を受ける。
⑤O-157などの食中毒菌を撒き散らす。
⑥食中毒の発生率が高くなる。
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調査用捕虫トラップに大量のチョウバエが捕まっています
年間数百件に及ぶ経験上、ほとんどの原因と対応工事は下記だと思われます。
考えられる原因
①雑排槽の清掃を行っていない。
②排水管·側溝の高圧洗浄を行っていない。
③グリーストラップの清掃を行っていない。
④厨房床の清掃を毎日行っていない。
⑤雑排槽のマンホールフタが古くなり隙間が空いている。
⑥側溝·グレーチングが古くなり、割れ目が出来て水が溜まっている。
やるべき処置の概要
①厨房内の床清掃を定期的に行う。
②グリーストラップの定期的な清掃を行う。
③排水管·側溝の定期的な高圧洗浄清掃を行う。
④ピット槽への殺虫薬剤の散布を行う。
⑤厨房内の側溝に駆除薬剤の散布を行う。
詳細情報
チョウバエ駆除
生態
ホンチョウバエとオオチョウバエの2種類が代表的なチョウバエと言われるもので、その生息場所は浄化槽、食品工場排水路、ビル地下汚水槽、グリーストラップ槽などの有機物が蓄積している暗く湿った場所で発生します。発生は春から秋までの長い期間おこり、幼虫はスカムの上で確認され、成虫は飛翔力が小さく、発生源の近くに生息し、よく壁に無数にへばり付くようにしています。産卵から成虫の寿命は約1カ月と短いので、多量発生を引き起こし、食品工場や飲食店などでは異物混入の原因となっています。
駆除の進め方
1.ピット内で発生している場合
チョウバエの成虫駆除は、密閉された場所の場合には、ガス状薬剤で噴霧燻蒸するのが効果的です。幼虫駆除で留意しなければならないのは、発生源が浄化槽などの微生物を利用した処理場の場合は、微生物に影響の少ない薬剤を使用しなければならないことです。
(成虫駆除)
①マンホールの蓋を開け、ガス状薬剤を噴霧し、マンホールの蓋を閉めて燻蒸状態をマンホールの蓋を開けるときに成虫が飛び出してくるので注意が必要です。
②浄化槽やピット槽のマンホール蓋の内側に、蒸散プレートを吊るします。
(幼虫駆除)
①槽内に昆虫抑制剤散布する。
※チョウバエの寿命は1カ月なので、その周期に合わせた3カ月毎の年4回の定期メンテナンスをお勧めします。
2.厨房などの室内に発生している場合
厨房内での発生は、側溝内や機器類の下などで発生しています。常に床が濡れていることが多いので、スポット処理でなく定期メンテナンスでの駆除で行うと効果的が高いです。
厨房内でチョウバエが発生しているときは、ゴキブリも発生しています。チョウバエ駆除とゴキブリ駆除との同時駆除としてバグハンターを設置するのが効果的です。